空気は読まない方がいい!?

こんにちは、心理カウンセラーのLinoです。

昔の私は、とにかく周りに思っていることが全然言えませんでした。


本当の自分の意志とは別に、相手が喜ぶことだけを考えて、
自分の気持ちをないがしろにしていたんです。

たとえば、友達と遊ぶ約束をするときも、
本当は行きたくないお店でも「いいよ〜!」と笑顔で答えてしまう。


相手が話したい話題に合わせて頷きながら、
自分の話はほとんどしない。
「楽しかった」と言いながら、家に帰るとどっと疲れてしまう。

そんなことを繰り返しているうちに、
“空気を読む”ことが当たり前になっていました。
でも、ふと気づいたら――
「私って、誰といても心からリラックスできてないな」と感じるようになったんです。


気づいたのは「優しさの裏側」

ある日、仲のいい友人とランチをしていたときのこと。その子がずっと悩みを話していて、私はうんうんときいていました。


途中で「実は私も最近ちょっとしんどくてね」と言いかけたけど、
「今この空気でそんな話をしたら悪いかな」と思って飲み込みました。

帰り道、心の奥がモヤモヤして、涙が出そうになりました。
そのときハッとしたんです。
“空気を読む”ことばかりに気を取られて、
“自分の気持ち”を誰にも伝えてこなかったんだなって。


Q1. なぜ「空気を読みすぎる」としんどくなるの?

私たちは、無意識に「嫌われたくない」「いい人でいたい」という気持ちを持っています。
だから相手の表情を読み取って、相手のペースに合わせようとする。

でも、それを続けていると――
「自分より相手を優先するのが普通」になってしまいます。
やがて、自分の本音がどこにあるのか分からなくなり、
「私って何を感じてるんだろう」と、自分を見失ってしまうんです。

“空気を読む”ことは優しさの一つかもしれません。
でも、それが“自分を犠牲にする優しさ”になってしまうと、
少しずつ心がすり減ってしまうんです。


Q2. じゃあ、どうしたらラクになれるの?

“空気を読む”より、“自分の心を感じる”ことから始めてみてください。

たとえば、友達と話していて「ちょっと疲れたな」と思ったら、
笑顔のまま無理に話題を続ける必要はありません。


「そろそろ帰ろうかな」「少し静かに過ごしたいな」
そんな小さなサインを、自分の中で大事にしてあげてください。

また、LINEの返信でも、相手に合わせようとしてすぐに返さなくても大丈夫です。
「今は気持ちに余裕がないな」と思ったら、少し時間を置いてから返す。
それだけでも、心の疲れがずいぶん違ってきます。

あるいは、集まりの誘いに「行きたくないな」と感じたときは、
「また今度にするね」と一言伝えてみる。


無理に理由をつけなくてもいいんです。
自分の“正直な気持ち”を選ぶことが、
あなたの心を守るいちばんの優しさになります。

空気を読まない=わがままではありません。
自分の心を大切にする=人をないがしろにすることでもありません。


むしろ、自分を大切にできる人ほど、
本当の意味で人にも優しくできるのかもしれませんね。


🌿まとめ

今日も、“みんなの気持ち”より、ほんの少しだけ“自分の気持ち”を優先してみてください。
あなたの優しさは、もう十分伝わっていますから🤍

もし今、
「自分の気持ちをうまく言葉にできない」
「人に合わせすぎてしんどい」
そんな思いを抱えているなら、


カウンセリングの時間を、自分の心を整えるきっかけにしてみませんか?

あなたが感じていることを、ゆっくり言葉にしていく中で、
「本当はどうしたかったのか」が少しずつ見えてきます。

今日も自分の気持ちを大切に過ごしてみてくださいね🤍

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